申請しないともらえないお金|葬祭費・埋葬料・未支給年金

掲載データの確認日 2026/10/28

47都道府県を同じ条件でそろえています

亡くなったあとに受け取れるお金の中には、申請しないと支給されないものがあります。国民健康保険・後期高齢者医療の葬祭費、会社の健康保険の埋葬料、まだ受け取っていない年金(未支給年金)です。葬祭費と埋葬料は2⁠年、未支給年金は5⁠年で時効になります。

3つのお金の早見表

お金 亡くなった方が入っていたもの 受け取る人 金額 時効
葬祭費 国民健康保険・後期高齢者医療 葬儀を行った人 国保は市区町村、後期高齢者医療は広域連合が決める 2⁠年
埋葬料 会社の健康保険(協会けんぽなど) 亡くなった方に生計を維持されていて、埋葬を行う人 協会けんぽは5⁠万円 2⁠年
未支給年金 年金を受けていた 生計を同じくしていた家族(順番あり) 亡くなった月までの受け取っていない分 5⁠年

葬祭費

国民健康保険か後期高齢者医療に入っていた方が亡くなり、葬儀を行った人に支給されます。金額は市区町村(後期高齢者医療は都道府県ごとの広域連合)が決めているので、住んでいた市区町村の案内で確かめます。

そろえるもの なぜ
葬儀の領収書や会葬礼状 葬儀を行った人を確かめる
申請する人の口座 振り込み先
亡くなった方の保険証・資格確認書など 加入していたことを確かめる(返すときに一緒に)

埋葬料

会社の健康保険に入っていた方が亡くなったときに支給されます。協会けんぽでは、亡くなった方に生計を維持されていて埋葬を行う人に5⁠万円です。そうした人がいないときは、実際に埋葬を行った人に、5⁠万円の範囲で埋葬にかかった費用が支給されます。会社の健康保険組合によっては上乗せがあるので、勤め先か健康保険組合に聞きます。

未支給年金

年金は、亡くなった月の分まで受け取る権利があります。後払いのため、亡くなったあとに支払われるはずだった分が残ることがよくあります。生計を同じくしていた家族が、次の順番で請求できます。

順番 家族
1 配偶者
2 子
3 父母
4 孫
5 祖父母
6 兄弟姉妹
7 それ以外の3親等内の親族

先の順番の人がいれば、あとの人は請求できません。受給権者死亡届と一緒に請求できます(年金と保険の届け出)。

申請もれを防ぐチェックリスト

確かめること はい/いいえ
亡くなった方が入っていた健康保険はどれか(国保・後期高齢者医療・会社の健保)
葬儀の領収書を残してあるか
年金を受けていたか(年金証書・振込通知はあるか)
生計を同じくしていた家族は誰か
高額療養費の申請がもれていないか(亡くなる前の入院など)
それぞれの時効(2⁠年・5⁠年)をカレンダーに書いたか

遺品の中の領収書・保険証・年金の書類は、片づけで捨てやすいものです。封筒ごと1⁠か所にまとめておきます。

片づけの前に探しておく物

作業が始まると出てこなくなります。先に探して一か所にまとめてください。

  • 現金・通帳・キャッシュカード・印鑑
  • 年金手帳・健康保険証・マイナンバーカード
  • 保険証券・有価証券・不動産の権利証
  • 遺言書(封がしてある自筆の遺言書は開けない。家庭裁判所の検認が要ります)
  • 契約の書類(賃貸・公共料金・携帯・定期購入)

よく出てくる場所

仏壇の引き出し、タンスの奥、本の間、米びつ、衣類のポケット、額の裏。捨てる前に一度ずつ開けると決めておくと取りこぼしません。

葬祭費・埋葬料でよくある質問

葬儀をしなかった場合は

葬祭費は葬儀を行った人に支給されるものです。火葬だけを行った場合の扱いは市区町村で違うので、窓口で確かめます。

葬祭費と埋葬料は両方もらえますか

亡くなった方が入っていた健康保険によって、どちらか一方になります。

受け取ったお金は相続財産になりますか

葬祭費・埋葬料は、葬儀や埋葬をした人に支給されるお金です。遺産分割の対象かどうかで迷ったら、専門家に確かめます。

時効を過ぎてしまったら

時効を過ぎると受け取れなくなります。気づいた時点で、すぐ窓口に相談します。

進む順番

  1. 相続の見通しを立てる(放棄を考えるなら遺品を処分しない)
  2. 貴重品と手続きに要る書類を探して、一か所にまとめる
  3. 残す物と捨てる物を大きく分ける
  4. 親族に伝えて、形見分けの希望を聞く
  5. 2〜3⁠社に同じ条件で見積もりを頼む
  6. 内訳と許可を確かめて、書面で契約する
  7. 立ち会って作業する(立ち会えない場合は写真での報告を頼む)
  8. 買い取りの精算と、処分の証明を受け取る
  9. 賃貸なら明け渡し、持ち家なら次の使い道を決める

先に決めておくと早い

いつまでに終わらせるか、誰が立ち会うか、費用を誰が出すか。この3つを決めてから見積もりを頼むと、話が戻りません。

あとでもめやすいところ

もめる元 先にしておくこと
誰にも言わずに処分した 日を決めて、親族に伝えてから始める
価値のある品を分けた 分け方は相続の話と一緒に決める
費用を誰が出すか 出す人と割り方を先に決める
写真や手紙の扱い 捨てる前に見たい人がいないか聞く
仏壇・位牌 供養の仕方と引き取り先を決める

記録を残す

何をどうしたかを写真と一覧で残しておくと、あとから聞かれたときに答えられます。捨てた物の記録も残すのが確実です。

言葉の意味

言葉 意味
一般廃棄物 家庭から出るごみ。運んで処分するには市区町村の許可が要る
産業廃棄物 事業活動で出るごみ。家庭のごみとは区分が別
古物商許可 中古品を買い取って売る営業に要る許可。都道府県公安委員会が出す
遺品整理士 遺品整理士認定協会が認定する民間の資格
特殊清掃 室内の汚れやにおいを取り除く作業。国家資格は無い
法定単純承認 遺品を処分すると相続を承認したとみなされる決まり(民法921条)
検認 自筆の遺言書を家庭裁判所で確かめる手続き
形見分け 遺品を親族や親しい人に分けること

片づけと並べて進める期限

部屋を空にする前に、書類が要る手続きの期限を押さえておきます。上の3つは片づけより先に来ます。

手続き 期限 くわしく
死亡届 死亡の事実を知った日から7⁠日以内(国外で亡くなったときは3⁠か月以内) 読む
年金の受給権者死亡届 厚生年金は10⁠日以内、国民年金は14⁠日以内(日本年金機構にマイナンバーが収録されていれば原則いらない) 読む
国民健康保険・後期高齢者医療・介護保険の資格喪失届 14⁠日以内 読む
相続放棄・限定承認 相続の開始があったことを知った時から3⁠か月以内 読む
準確定申告 相続の開始を知った日の翌日から4⁠か月以内 読む
相続税の申告 相続の開始を知った日の翌日から10⁠か月以内(かかる場合) 読む
葬祭費・埋葬料の申請 2⁠年で時効 読む
相続登記 不動産を相続で取得したと知った日から3⁠年以内 読む
未支給年金の請求 5⁠年で時効 読む

都道府県から業者を探す

書類を探しながら片づけてほしいときは、見積もりのときに探してほしい書類を伝えておくと、見つかったものを分けて渡してもらえます。

北海道(85⁠社)

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北海道 85⁠社 札幌市・旭川市・函館市 業者を見る

東北(94⁠社)

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青森県 18⁠社 青森市・八戸市・弘前市 業者を見る
岩手県 9⁠社 盛岡市・一関市・奥州市 業者を見る
宮城県 24⁠社 仙台市・石巻市・大崎市 業者を見る
秋田県 13⁠社 秋田市・横手市・大仙市 業者を見る
山形県 8⁠社 山形市・鶴岡市・酒田市 業者を見る
福島県 22⁠社 いわき市・郡山市・福島市 業者を見る

関東(443⁠社)

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茨城県 21⁠社 水戸市・つくば市・日立市 業者を見る
栃木県 13⁠社 宇都宮市・小山市・足利市 業者を見る
群馬県 19⁠社 高崎市・前橋市・太田市 業者を見る
埼玉県 96⁠社 さいたま市・川口市・川越市 業者を見る
千葉県 56⁠社 千葉市・船橋市・松戸市 業者を見る
東京都 145⁠社 特別区(23区)・八王子市・町田市 業者を見る
神奈川県 93⁠社 横浜市・川崎市・相模原市 業者を見る

中部(223⁠社)

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新潟県 29⁠社 新潟市・長岡市・上越市 業者を見る
富山県 15⁠社 富山市・高岡市 業者を見る
石川県 17⁠社 金沢市・白山市・小松市 業者を見る
福井県 3⁠社 福井市・坂井市 業者を見る
山梨県 10⁠社 甲府市・甲斐市 業者を見る
長野県 23⁠社 長野市・松本市・上田市 業者を見る
岐阜県 16⁠社 岐阜市・大垣市・各務原市 業者を見る
静岡県 39⁠社 静岡市・浜松市・富士市 業者を見る
愛知県 71⁠社 名古屋市・豊田市・岡崎市 業者を見る

近畿(276⁠社)

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三重県 18⁠社 四日市市・津市・鈴鹿市 業者を見る
滋賀県 17⁠社 大津市・草津市・彦根市 業者を見る
京都府 24⁠社 京都市・宇治市・長岡京市 業者を見る
大阪府 123⁠社 大阪市・堺市・東大阪市 業者を見る
兵庫県 58⁠社 神戸市・姫路市・西宮市 業者を見る
奈良県 26⁠社 奈良市・橿原市・生駒市 業者を見る
和歌山県 10⁠社 和歌山市・田辺市 業者を見る

中国(72⁠社)

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鳥取県 5⁠社 鳥取市・米子市 業者を見る
島根県 9⁠社 松江市・出雲市 業者を見る
岡山県 16⁠社 岡山市・倉敷市・津山市 業者を見る
広島県 33⁠社 広島市・福山市・呉市 業者を見る
山口県 9⁠社 下関市・山口市・周南市 業者を見る

四国(26⁠社)

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徳島県 4⁠社 徳島市・阿南市 業者を見る
香川県 8⁠社 高松市・丸亀市 業者を見る
愛媛県 9⁠社 松山市・今治市・新居浜市 業者を見る
高知県 5⁠社 高知市・南国市 業者を見る

九州・沖縄(133⁠社)

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福岡県 70⁠社 福岡市・北九州市・久留米市 業者を見る
佐賀県 3⁠社 佐賀市・唐津市 業者を見る
長崎県 12⁠社 長崎市・佐世保市 業者を見る
熊本県 13⁠社 熊本市・八代市 業者を見る
大分県 7⁠社 大分市・別府市 業者を見る
宮崎県 9⁠社 宮崎市・都城市 業者を見る
鹿児島県 14⁠社 鹿児島市・霧島市 業者を見る
沖縄県 5⁠社 那覇市・沖縄市・うるま市 業者を見る

この記事の出どころ

期限・金額・決まりごとは、次の公的なページと条文で確かめたものだけを書いています。制度は変わることがあるため、手続きの前に窓口でも確かめてください。

掲載している業者の数は、遺品整理士認定協会が公開している優良企業の一覧を数えたものです。費用の相場や業者の評価は持っていないため、載せていません。